初心者が庭でバーベキューをする際に最低限必要な道具と気をつけるべき点とは

初心者が気軽にバーベキューデビューできる場所といえば、自宅の庭が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

「お庭BBQをするのに最低限何が必要なんだろう」「庭でバーベキューする時に注意すべきことって何?」など、初心者がお庭BBQを始めるのに必要なポイントをまとめてみました。

初めて自宅の庭でバーベキューをするのに必要な道具

初心者のバーベキューあるあると言えば、バーベキュー中に必要なものが足りないことに気づくアクシデント。
まずは、最低限お庭バーベキューで必要な道具を準備しておくと安心です。

 

——-<お庭バーベキューで必要な道具>——-
バーベキューコンロ
バーベキューテーブルとチェア
火起こし道具(チャッカマン・炭・着火剤)
食材
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お庭バーベキューでは、最低限、上記の道具が揃っていれば何とかなります。

 

それでは、必要な道具を揃える上でのポイントを確認しておきましょう。

バーベキューコンロ

バーベキューコンロといえど、いろいろな種類のコンロがあって「どのコンロを選べばいいんだ…」と悩んでしまう初心者の方は多いと思います。

 

コンロを選ぶ際は、お庭の広さや収納スペース、バーベキューの参加人数、ご近所との距離感、使い勝手などを考えた上で選ぶようにすると失敗が避けられます。

 

「広い庭を活用して大人数でわいわいバーベキュー」をするなら…

▷初心者も使いやすいスタンダードな4本脚コンロ

オールステンレスのものを選ぶと軽くて錆びにくいので、手入れも簡単で長く使えます。

ex.Coleman クールスパイダーステンレスグリル 引き出し式ロストル

 

「広い庭で調理スペースを確保!こだわりの本格バーベキュー」をするなら…

▷ローラー付きで移動も楽々、蓋付きの本格コンロ

蓋付きのグリルだと熱や香りが食材に伝わりやすいので、塊肉なども調理できます。

ex.Weber コンパクトケトル チャコールグリル

 

「ご近所との距離が近いので煙対策をした卓上バーベキュー」をするなら…

▷高価格だけれど無煙で楽しめるグリル

高速ファンで着火も簡単、食材の油などが炭につきにくいので煙が出にくい仕様です。

ex.ロータスグリル 無煙炭火スターターキット

 

「火起こしが不安なので炭を使わずに手軽に卓上バーベキュー」をするなら…

▷炭を使わず楽々着火できるカセットコンロ

炭を使わないため、初心者がつまずきがちな火起こしの苦労がなく、後片付けも楽なのは嬉しいポイント。

ex.イワタニ 炉ばた焼器 炙りや

 

お庭バーベキューでは荷物移動も少ないため、いかに準備しやすいか、使い勝手が良いか、気軽にできるか、手入れが楽か、がコンロ選びのポイントになります。

 

せっかく購入するのであれば、何度もお庭バーベキューを楽しみたくなるコンロを選んでみてくださいね。

バーベキューテーブルとチェア

お庭バーベキューをのんびり楽しむのに欠かせないのが、テーブルとチェアです。
テーブルとチェアを選ぶ時は、テーブルとチェアの高さを合わせる必要があります。

 

初心者の方はテーブルとセットで収納できるタイプ」か、「高さ調節のできるテーブルと座り心地の良いチェアを選ぶと失敗しにくいと思います。

 

「特にこだわりはなく片付けが楽なのが良い」という方は…

▷ベンチタイプのチェアも一緒に収納できるテーブルセット

チェアとテーブルがセットになっているので、持ち運びや収納が楽です。

ex.Coleman テーブル ピクニックテーブルセット

 

「お気に入りの椅子に合わせて、高さ調節できるテーブルが欲しい」という方は…

▷高さ調節可能で組み立ても簡単、コンパクトに収納できるテーブル

天板がロール式で組み立てが簡単です。高さが調節できるのでローチェアにも使えます。

ex.coleman ナチュラルロールウッドテーブル

 

「お庭が狭く省スペースでも快適に座れるチェアが欲しい」という方は…

▷軽くて持ち運びしやすいコンパクトローチェア

コンパクトに折り畳めるのでソロキャンパーに人気です。価格は高いですが、丈夫で品質が良く、カラーバリエーションも豊富なので、まずはお気に入りが欲しい初心者にもおすすめ。

ex.Helinox アウトドアチェア チェアワン

 

「お庭に余裕があるので、楽に座れるチェアが欲しい」という方は…

▷立ったり座ったりの移動が楽なハイチェア

ドリンクホルダー付きものを選ぶと使い勝手が良くおすすめです。自宅でワーケーション気分を味わうために流用したい方にもぴったり。

ex.CAPTAIN STAG ラウンジチェア

 

家の中でもお洒落に普段使いできそうなデザインのテーブルやチェアもあります。収納スペースがない人は、家の中で兼用できそうなものを選んでも良いですね。

使用頻度や家の中の収納スペースなども考えてお気に入りのテーブルとチェアを選んでみてください。

チャッカマンや着火剤などの火起こし道具

ピンからキリまで多種多様に種類のある火起こし道具ですが、お庭バーベキューをする初心者の方は煙や臭いが出にくいもの」「着火しやすいものを選ぶのがポイントです。

 

—<火起こしに必要な道具>—
チャッカマン

着火剤
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着火剤に火を付けるチャッカマンは自宅のキッチンにある物でOKです。燃料が十分入っているかは、事前に確認しておきましょう。

続いて炭と着火剤ですが、お庭バーベキュー初心者の方は以下の2種類から選ぶことをおすすめします。

「なるべく費用を抑えたい」という方には…

▷黒炭&チューブ型ジェル着火剤

黒炭は着火しやすく火おこしが容易なため、初心者におすすめです。価格も安いため、初めてのバーベキューでコストを抑えたい方は、黒炭を選んでおけば問題ありません。

燃焼時間は続きませんが、煙や臭いも少ないのでお庭バーベキューにはぴったりです。

着火剤はチューブ型で売られていることの多いジェルタイプだと、火力が強く燃えやすいので初心者向きです。

長期保存も可能なので、まだバーベキュー頻度がそこまで高くない初心者も安心できます。

揮発性の強いメチルアルコールのため煙は出にくいですが、食材への匂い移りが気になる方は次に紹介する着火剤を検討してみてください。

 

「費用<楽な着火剤を探している」という方には…

▷自然由来の素材を使用した成型炭

値は張りますが、お庭バーベキュー初心者に一番おすすめなのが、着火剤にもなる炭(LOGOS エコココロゴス シリーズなど)。

天然由来の素材であるヤシガラを使用しているため、煙や臭いが出にくくお庭バーベキュー向きです。

すぐに着火するため初心者でも扱いやすく、燃焼時間も長いのは魅力的。

余裕があれば盛り上がる道具や食材も用意しよう

どうしても自宅感が出てしまうお庭バーベキューですが、アイテムを追加することでバーベキュー感を出すことができます。

余裕があれば以下で紹介する盛り上がる道具や食材を取り揃えてみてください。

—<お庭バーベキューを盛り上げる道具>—
タープ
ランタン
テント
バーベキュー用の串
クーラーボックス
木製食器
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タープがあると、ご近所からの目隠しや日差しが強い日の日除けにも大活躍。

日暮れ以降のバーベキューではLEDや乾電池式のランタンがあれば、安全に幻想的な空間を演出できます。
広い庭でスペースがあるなら、テントを設置して中にお洒落なラグを敷けば一気にグランピングの雰囲気に。

鉄製のバーベキュー用の串を用意すれば、焼き鳥やチーズフォンデュにも使えます。
お洒落なクーラーボックスは置いただけで、飲み物の冷却だけでなくバーベキュー感もUP。

ナチュラルな雰囲気を醸し出す木製食器は、インスタ映えにも一役買ってくれるのでおすすめです。

—<お庭バーベキューを盛り上げる食材>—
チーズフォンデュ
アヒージョ
焼きバナナ
マシュマロ
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自宅ではなかなかやらないチーズフォンデュも、バーベキューならカマンベールチーズをアルミホイルの中に入れて焼くだけでバーベキュー感が漂います。

アヒージョは、調理器具がなくてもアルミホイルやオイルサーディンの缶詰を利用すれば、簡単にグランピング気分が味わえるのも魅力です。

焼きバナナは皮付きのままアルミホイルに包んで焼くだけで、大満足のバーベキュースイーツになります。

マシュマロはそのまま焼いて食べても美味しいですが、板チョコとクラッカーに挟むスモアにも挑戦してみましょう。

庭でバーベキューをする際の注意点

初めてのお庭バーベキューは「何かやらかしてしまわないか…」と不安な方も多いと思います。

そこで今回はお庭でバーベキューをする際に最低限守っておきたい注意点をまとめてみました。

—<お庭バーベキューの注意点>—
余裕を持った時間配分
煙や臭いのご近所への配慮
炭火の後始末
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それでは具体的にどんな点を意識するべきかそれぞれ説明していきます。
お庭バーベキューが初めての方は以下の注意点を確認してからバーベキューに挑んでみてください。

火起こしは思っているより時間がかかる!

特にバーベキュー初心者が心に留めておくべきなのが、「火起こしは思っているより時間がかかる」という点です。

着火剤などを使うと簡単に炎は上がりますが、炭に火が燃え移って火力がおさまり食材を焼ける状態になるまでは最低でも10分、長いと20〜30分かかることもあります。
お庭でバーベキューをする場合、騒音などご近所への迷惑を考えるとあまり夜遅くまで続ける訳にはいきません。

火起こしで時間が押してしまってお開きの時間が夜遅くになってしまった…、なんてことにならないように、時間には余裕を持ってお庭バーベキューの計画を立てましょう。

煙や臭いが近所の迷惑になってないか注意

お庭バーベキューの最大の難点は、バーベキュー場やキャンプ場と違ってすぐそばに民家があるということ。

そのため、「煙や匂いがご近所への迷惑になっていないか」常に気遣う必要があります。

特にお庭が狭く隣家との距離が近い場合は、「事前にお声がけをしておく」「風向きを意識してコンロを配置する」「無煙ロースターやカセットコンロなど煙に配慮したコンロを使用する」「煙・匂いが出にくい食材選び」など、迷惑にならないように対策を行いましょう。

煙や臭いは脂が燃えることが原因のため、ヒレ・ロース・モモ・スネ・ランプ・ささみなど脂身の少ない部位を選ぶのがおすすめです。

どうしてもカルビなど脂身の多い部位を食べたい場合は、下にくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷くなど、脂が熱源にタレない工夫をしてみてください。

炭火が完全に鎮火するまで離れない

バーベキューで使用した炭は、表面的には火が消えたように見えても、中で燃えていることがあります。

そのため、「炭火が完全に鎮火するまで離れない」ように注意してください。

燃え残った炭は火事の原因にもなりますので、必ず鎮火させる必要があります。

 

———————-<炭火の鎮火方法>———————-
水を張ったバケツに炭を入れる(生ゴミに分類)
火消し壺に入れる(再利用可能)
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炭の鎮火方法には2種類ありますが、上記の動画で水に入れて消火する方法を分かりやすく説明しています。

お庭バーベキューに初めて挑む方は必ず炭火の鎮火方法を確認しておきましょう。

まとめ

お庭バーベキューをする際には「コンロ・テーブルとチェア・火起こし道具・食材」を準備しましょう。

道具は、初心者でも扱いやすいもの・煙や臭いがでないものを選ぶのがポイントです。
火起こしには時間がかかることを理解し、余裕を持ってバーベキューを始めてください。

ご近所へのお声がけや煙・臭い対策をすれば安心できます。
炭火の後始末だけには十分に注意して、楽しいお庭バーベキューを過ごしてくださいね。

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